令和3年度及び4年度における介護保険料の賦課誤りについて

最終更新日: 2023年07月13日 17:30

1.概要

令和3年度及び4年度において、介護保険料を誤って本来の保険料額よりも少なく計算し、請求していたことが判明しました。対象者は、延べ299名です。このうち、法令上請求できる延べ152名の方について、保険料の修正を行い、納付をお願いすることになりました。
多くの方にご迷惑をおかけし、新たにご負担をお願いすることになりましたことを、深くお詫び申し上げます。

2.経緯

令和4年8月、町民の方より介護保険料の算定方法の問い合わせがあり、その際、介護保険料の所得段階の判定に用いる参照用税情報に表示されている合計所得額に、本来の金額より10万円低い誤った金額が設定されていることを発見しました。

3.誤りの内容と原因

平成30年度の国の税制改正により給与所得及び公的年金の控除額が引き下げられたことに伴い、これまでと同じ給与収入や年金収入にもかかわらず合計所得が10万円増額になり、一部の方の介護保険料の負担が増加するケースがあることが分かりました。
この不利益を避けるため、令和3年度からの介護保険料については、給与所得、年金所得のある方で税制改正の影響を受ける方については、合計所得から10万円を差し引いて算定し、保険料が上がることがないよう調整をすることとされました。
本町の介護保険料の算定は、所得段階の判定に必要な所得情報を税務システムから取得して介護保険システムに取り込み算定する仕組みになっておりますが、令和3年度及び4年度の処理において、税務システム及び介護保険システム双方のシステムにおいて、合計所得額からそれぞれ10万円を差し引く誤った処理がされており、結果として、本来より10万円引きすぎた所得金額で保険料を算定し、正しい保険料額よりも低い額としてしまったものです。

4.影響

（1）賦課誤りの対象年度別の人数及び金額は以下のとおりです。

年度	人数	金額
令和3年度	159名	1,412,880円
令和4年度	140名	1,162,000円
計	299名	2,574,880円

※重複者が72名のため、影響のある被保険者数は227名。

（2）上記のうち、介護保険料を修正し、お支払いいただく人数及び金額は以下のとおりです。

年度	人数	金額
令和3年度	12名	39,760円
令和4年度	140名	1,162,000円
計	152名	1,201,760円

※最初の納期の翌日から2年を経過していない保険料が対象です。

※一人当たりの影響額の最高は13,440円、最低は560円。

5.今後の対応

対象となる方には、直接訪問してお詫びと説明をさせていただきます。
その後、差額分の納付書を送付し、納入を依頼します。

6.再発防止対策について

今後、制度改正等によりシステムに変更が生じる場合は、改正内容を正確に把握し、確認用のチェックリストを整備して、複数の視点により正しく改正の内容が反映されているか十分確認します。
また、システムを使用した事務処理について、町及びシステム事業者のチェック体制を強化するとともに、システム事業者間の連携体制を見直し、再発防止に努めてまいります。

本件に関するお問い合わせ先

保健福祉課長　高原　茂
電話：0247-26-9124

「なりすまし詐欺」にご注意ください

この件に関して、町の職員が口座番号や暗証番号をお聞きしたりすることはありません。また、職員から求めて、直接、現金をお預かりすることもありません。

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