石川町長 首藤 剛太郎
このたび、町民の皆様をはじめ各方面からの力強いご支援と温かいご厚情を賜り、初当選の栄に浴し、石川町長として町政の重責を担うことになりました。この重責に、身が引き締まるとともに、町民の皆様の負託にお応えするために、力の限り、その任に当たる所存であります。
私が選挙公約の中で掲げました具体的な内容を改めて申し述べますと、まず町政の信頼回復であります。混乱を招いた入札制度については見直しを図り、監視体制の構築により再発の防止を図っていくほか、行政全般にわたり積極的な情報公開を進めます。
次に、子どもたちの教育です。令和5年に本町で生まれた子どもは47人。次代を担う人材の育成は私たちの使命であり、教育はもっとも確実な未来への投資です。子どもたちが未来に向かって強くたくましく生きる力を育むため、確かな学力の向上と豊かな人間性や社会性を育む教育環境の充実を図っていくとともに、子どもたちが自分たちの町に誇りと愛着が持てるよう、多くの選択肢を用意し、よりよい環境を提供します。
次に、産業の振興です。この地でこれまで育まれたものを守り、将来の成長へとつなげていくため、基幹産業である農業を守り、町内企業の振興を図るとともに、各産業の連携によって新たな事業の創出や経営基盤の強化を目指します。また、企業誘致による雇用の場の確保にも努めます。
次に、脱炭素社会をチャンスと捉えた新たな施策の推進です。今、世界規模の気候変動に対して、先進各国ではカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量実質ゼロ)の実現を目指し、様々な取組みが行われています。本町においても時代の潮流に乗り遅れることなく、むしろ積極的な事業展開を図ります。
次に、広域連携の強化です。人口減少に歯止めがかからない大変厳しい状況の中、町単独では難しい課題も石川地方町村等との連携によって打開できることがあると考えます。
これらの公約の実現を目指し、町民の皆様との信頼関係をさらに深めていくとともに、常に職員の先頭に立ち、ともに汗をかきながら、「共に創る 幸せ実現のまち」の実現と石川町民の自信と誇りを取り戻すため、誠心誠意取り組んでいく覚悟でございます。
結びに、皆様方のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、町長就任にあたってのごあいさつとさせていただきます。