特別天然記念物「ニホンカモシカ」の保護と対応について
最近、町内で二ホンカモシカの目撃情報が寄せられています。
カモシカは、人に危害を与える動物ではありません。ほとんどの場合、人を見かけると山に帰っていきます。
カモシカは国の特別天然記念物に指定されており、保護の対象となっていますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
(写真は福島県内で確認されたカモシカ)
ニホンカモシカの特徴
分類 | 偶蹄目ウシ科ヤギ亜科に分類されており、北海道、中国地方を除く本州、九州に生息する日本固有の種です。 |
形態 | 雌雄も体の大きさに差がなく、頭胴長約130㎝、尾長約10㎝、体高約75㎝、体重約30~40㎏になります。角の長さは10数㎝ほど。 |
食性 | 夏緑期には、落葉広葉樹の葉や広葉草本を主食にし、落葉期には冬芽を枝先ごと食べることが多く、地域によっては常緑針葉樹の葉やササ類なども採食します。 |
行動 | 岩場や急傾斜の斜面のある森林に好んで生息している。主に早朝と夕方に採餌し、座り込んで休息しながら反芻していることが多い。基本的に単独で行動することが多いが、定着性が強く、同じ場所でよく見ることができる。 |
ニホンカモシカを見かけた場合
1.必要以上に接近しない
2.逃げ道をふさがない
3.立ち去る・見守る・おどろかせない
状況別の対策とお願い
カモシカの状態 | 対応 |
ケガや病気の様子がない場合 |
・基本的にはおだやかな性格で、人を襲うことは滅多にないため、静かに様子を見守ってください。 ・犬にほえられると興奮するので、遭遇させないようにしてください。 ・市街地への出没や、道路で車両への衝突事故の危険性がある場合や自力で山へ戻ることができないような場合は、生涯学習課・文化振興係へご連絡ください。 |
ケガや病気の様子がある場合 | ・民間の鳥獣病院などに持ち込まず、生涯学習課・文化振興係へご連絡ください。 |
有害鳥獣捕獲用の「わな」にかかってしまった場合 | ・放獣することが原則です。「わな」によってケガを負い、自力で動くことができない状況であれば、生涯学習課・文化振興係へご連絡ください。 |
子ども(幼獣)の場合 |
・近くにい親がいることがほとんどです。場合によっては親が威嚇してくることもありますので、近づかないでください。 ・一度保護してしまうと、野生に復帰できなくなる場合があります。発見しても近づかず立ち去ってください。 |
死亡している場合 | ・なるべく動かさず、生涯学習課・文化振興係へご連絡ください。 |
このページに関するお問い合わせ先
石川町 生涯学習課
〒963-7846 福島県石川郡石川町字長久保96
電話:0247-26-3768