石都々古和気神社の狛犬
《町指定文化財》
所在地 | 石川町字下泉地内(石都々古和気神社参道内) |
種 別 | 彫刻 |
員 数 | 1対 |
品 質 | 石造彫刻(石質:石英安山岩質溶結凝灰岩) |
形 状 | 雄獅子(阿)・雌獅子(吽)とも、雲座(蓮座)状の台座に乗り、後ろ脚を跳ね上げる、所謂「飛翔狛犬」。なお、雌獅子には3匹の子獅子が寄り添っています。 |
寸 法 |
雄獅子 全高…137cm、全長…168cm、全幅…60cm 雌獅子 全高…127cm、全長…171cm、全幅…60cm |
作 者 | 小林和平 |
年 代 | 昭和5年(1930)1月製作 |
銘 文 |
作者名 雌獅子背面に「石工 小林和平」の銘 製作年 雌獅子台座に初老記念で昭和5年に奉納の銘 |
説 明 | 石都々古和気神社の狛犬は、本町出身の石工・小林和平が昭和5年に造立した作品です。小林の作品のなかでも本作品は、飛び跳ねる構図をとる所謂「飛翔狛犬」で、石造狛犬としては他に類を見ない形態をとり、その卓越した彫刻技術による本作品は全国的に評価が高いです。また、本町で確認できる小林作の狛犬は4対を数えますが、うち2対が「飛翔狛犬」であり、さらに「飛翔狛犬」のなかでも小林の銘が入ったものは、本作品のみであります。以上より、石都々古和気神社の狛犬は、時代的には昭和期の作品と新しいものの、現在の技術でもって復元することができない彫刻技術を駆使した作品であり、美術工芸的にも価値の高い、貴重な文化財です。 |
雄獅子と雌獅子 | 雄獅子 |
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雄獅子 | 雄獅子 |
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雌獅子 | 雌獅子と子獅子 |
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雌獅子と子獅子 | 子獅子 |
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小林和平の銘 | |
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